梅雨明けから本格的な夏が始まり、暑さも厳しくなってきます。
小児(特に乳幼児)は体温調節能力が未熟なため、若い成人より
体温が上昇しやすく、熱中症になりやすいです。
充分に注意してあげましょう。
- 体を冷やす
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◆外にいるときは木陰などの日陰に入り、直射日光を避ける。
◆室内でも熱中症になることがあるので、エアコンを適温でつける。 - 水分と塩分の補給
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◆水だけ補給していると血液の塩分濃度が下がり、身体が水分不足の状態でも水分をほしがらなくなったり、具合が悪くなったりします。
◆激しい運動をしたときは、1時間に1リットル以上も水分が必要なときもあります。こまめに、定期的(15~30分おき)に水分を補給しましょう。
◆暑い日は、のどが渇く前に水分補給をしてください。
◆水の温度は5~15度の冷え水がお勧めです。(ビールなどのアルコールは、水分補給にはなりません)
◆食塩水を自分で作るときは、水1リットルに対して食塩2グラム(ティースプーン半分ほど)を入れてください。甘すぎない程度に砂糖を入れると吸収がよくなるようです。(糖尿病の人は量に気をつけてください) - 熱中症になりやすい人
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◆暑い環境に慣れていない人は、熱中症になりやすいので気をつけましょう。
◆体調によっても違ってきます。
風邪を引いている人、熱のある人、下痢の人、心疾患や肺疾患の人、二日酔い、寝不足、食事を抜いている人などは、熱中症になりやすいので要注意です。 - 予防のための生活習慣
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暑くなる前から始めましょう
◆暑い環境に慣れてくると汗が出やすくなり体温調節がしやすく、汗に含まれる塩分の濃さが下がり、熱中症になりにくくなります。
◆軽く汗をかく運動をした後にタンパク質(牛乳、チーズなど)を摂ると、血液量・筋肉量を増やすことができて、熱中症になりにくくなります。
今回の記事はファーマシー蒼樹薬局(桜が丘西2-1-12)さん発行の「くすり屋さんの定期便」を参考にしました。
蒸し暑く過ごしにくい日が続きます。
熱中症にはくれぐれもお気をつけください。